本麻/綿麻着物のご自宅でのお手入れ方法

本麻/綿麻の着物はご家庭でお洗濯していただけます。
ご自宅で洗濯される場合は、仕立てる前に水通しなど縮み止めの加工をお願いいたします。

お洗濯の際は、30度を限度とした水で、中性洗剤などを使い、手で優しく押し洗いをしてください。
洗濯機の激しい水流で洗うと生地が大きく縮んだり、着物では縫い目に負担がかかる恐れがあります。
染料には化学染料を使用しておりますので色落ちの心配は少ないですが、念のため他の洗濯物とは分けて洗ってください。

脱水は洗濯機の脱水機能でも大丈夫です。
ただ脱水し過ぎると畳みじわがきつく残りますので軽めにとどめ、素早く形を整えて干します。
生地が縮みますのでタンブラー乾燥はおやめください。

着物ハンガーにかけて干すことで形も整い、シワも伸びます。退色を防ぐため、陰干しをお勧めします。
麻の着物の着用時のシワは麻布の風合いの一つでもありますが、着た後着物ハンガーにかけた状態で霧吹きで軽く水分をかければ、生地の重みでシワが自然に伸びます。
汗がつかなかったなど、洗濯するほどでもない場合は脱いだ後の霧吹きだけでも十分です。

生地は表面に「ちぢみ」と呼ばれるシボ加工が施されています。
シボをつぶさないよう、きついアイロン、スチームアイロンのご使用はお控えください。
またブラシも表面が毛羽立ちますので使用を避けてください。
クリーニングにお出しになる場合は、プレス加工で生地のシボが取れてしまう場合がございますので、仕上げ方法にはご注意ください。

麻は本来水に強い丈夫な素材です。
お洗濯を繰り返すうちに、生地の風合いも、身体に寄り添うようなしなやかさに変化していきます。
風合いの変化も含め、長くお楽しみください。

 

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